オリムベクスタのOVRシリーズは、小型・軽量設計でありながら、産業用ロボットとして必要な性能を十分に備えています。設置面積はわずか130mm×130mm(OVR4088K5-Vを除く)で、スペースが限られた環境でも柔軟に対応可能な機種もございます。
アームには軽量なアルミ合金を採用しており、重量を抑えた設計により、既存の生産ラインにも容易に組み込むことができます。
さらに、ロボットの操作は直感的に行える専用コントローラによって、初めてロボットを導入する企業でもスムーズな立ち上げが可能です。
オリムベクスタのOVRシリーズは、垂直多関節、水平多関節、直交ロボットの3つのタイプをラインアップしており、それぞれが異なる用途に対応しています。たとえば、垂直多関節ロボットは360度の自由な動きが可能で、狭いスペースにも設置できるため、ピッキングや組み立て作業に最適です。
水平多関節ロボットは、水平搬送や直交動作が求められる工程で高い精度とスピードを発揮し、直交ロボットは、垂直・水平の連続した動作が必要な用途に適しています。
これらのロボットはAZシリーズの駆動を採用しており、シンプルな制御が可能で、メンテナンス負担も大幅に軽減されています。
OVRシリーズは、ユーザーの要求に応じたカスタマイズが可能です。
たとえば、垂直多関節ロボットでは、4軸タイプでアームの長さを580mmから780mmに変更することができ、特定の作業ニーズに応じた最適なロボットを提供します。
また、AZシリーズによるバッテリレスのアブソリュートセンサーを搭載しているため、外部センサーが不要で、省配線化とメンテナンスの簡素化を実現しています。
このように、オリムベクスタは顧客の多様なニーズに応える製品カスタマイズが可能であり、製造現場に最適なソリューションを提供します。
オリムベクスタは、単に製品を提供するだけでなく、導入後のサポート体制も非常に充実しています。
ロボット導入に関する技術セミナーを定期的に開催しており、実機テストやプログラム作成の支援、現場での立ち上げサポートなどを通じて、顧客がロボットを効果的に活用できるように支援します。
また、ロボットの導入前にシミュレーションソフトを使って、動作プログラムをシミュレートし、実際の生産環境におけるロボットの動きを事前に確認することができます。
このような手厚いサポートにより、顧客は安心してオリムベクスタのロボットを導入することができます。
【自動検査ライン】
PLCや外部センサーを使用せずに高精度な自動検査ラインを構築が可能です。
従来、人手で行われていた検査工程を完全自動化することで、作業の効率化と精度の向上を実現します。
【塗布装置の自動化】
ボールねじへのグリース塗布作業において、オリムベクスタのロボットを活用して自動化を実現することが可能です。
人手で行っていた細かな作業をロボットに任せることで、作業の効率化と精度の向上します。
また、ロボットによる作業の自動化を進めることで手作業によるムラを排除します。
【金属加工の自動化】
金属加工工程において、OVRシリーズを活用した自動化が可能です。特に、曲がり調整装置へのバー材の投入作業を自動化することで、作業者による熟練度の差を排除して、製品品質を均一に保つことが可能となります。